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INTERVIEW

未経験からのスタート!ワークライフバランスを大切に、自分らしく輝ける働き方を掴めた 「WEBデザイナー」長谷川友香さんの起業ストーリー(前編)

INTERVIEW

未経験からのスタート!ワークライフバランスを大切に、自分らしく輝ける働き方を掴めた 「WEBデザイナー」長谷川友香さんの起業ストーリー(前編)
2023.06.28

未経験からのスタート!ワークライフバランスを大切に、自分らしく輝ける働き方を掴めた 「WEBデザイナー」長谷川友香さんの起業ストーリー(前編)

今回は、WEBデザイナーとしてご活躍されている長谷川友香さんの起業ストーリーを伺いました。未経験で飛び込んだWEBデザイナーのお仕事について、前編では起業されるまでのご苦労や未経験のお仕事で独立されたエピソードについて、ご紹介します。

--まず最初に、長谷川さんのこれまでのご経歴を教えてください。

 

(長谷川さん)1988年生まれ。夫と、5歳の娘と3人暮らしです。大学で経営、マーケティングを学んだ後、新卒で国内系の損害保険会社に入社し、4年間、自動車事故の示談交渉の仕事をしました。その後、外資系の損害保険会社、大手不動産会社デベロッパーを経て、2020年からフリーランスのWEBデザイナーとして未経験から独立しました。

 

 

--保険、不動産のキャリアから、畑違いのWEBデザイナーの道を歩まれるきっかけは何があったのですか?

 

(長谷川さん)もともと、新卒の時からお仕事自体は大好きでした。最初にしていた損保のお仕事は精神的に厳しかったこともあり、無理のない働き方ができる仕事へと、不動産事務を選びました。不動産事務のお仕事は契約社員だったので、最長5年間の契約でした。その先はどうしよう、と考えている時に娘を出産しました。振り返ると、出産が転機だったと思います。

 

子供が産まれてからは自分自身に使える時間がぐっと減りましたが、そんななかでも自発的に学ぶことやスキルアップすることへの興味や欲がさらに湧いてきて、産後2ヶ月の時に宅建の資格を取得しました。生後2ヶ月といえば授乳でおっぱいがカチカチのときで、受験するのが大変だったのを覚えています。

 

自己研鑽も大切ですが、子供との時間ももちろん大切です。保育園からの急な呼び出しがあった場合にもすぐに駆けつけたり、子供が熱を出しても看病しながら在宅でできたりする仕事があればいいのにと思っていました。そんな悩みを抱えているなかインターネットで調べているうちに、「在宅でできる仕事」で見つけたのがWEBデザイナーだったんです。

 

パソコン1台あればどこでもできるお仕事で、それが当時の私にはとても魅力的でした。このタイミングしかない!と思い、退職の1年くらい前から仕事と両立しながら夜の時間などを使い、独学で勉強を始めました。5月末に不動産の仕事を退職し、次の日の6月1日には開業届を出していましたね。

 

 

--てっきり、WEBデザインの会社でのキャリアを活かして独立されたのだと思っていました!例えば、小さい頃からデザインや絵を描くのが好きだったのですか?

 

(長谷川さん)むしろ苦手な分野です。(笑)娘が絵を描くのが得意なので、彼女を見ていると私は全然違う幼少期だったな、と思います。

クリエイティブ脳ではありませんし、デザインやセンスに自信があったわけでもなく、調べていくなかで、「在宅でできる仕事」となるとやっぱりWEB系だなというのがありました。そのなかでも、30歳を超えて、女性がパソコン1つでできそうなお仕事となった時に、WEBデザイナーかなと、頭で考えて導き出した答えだったかもしれないです。

 

 

--WEBのデザインは独学でもできるものなのですね。素人には難しそうなイメージがあります。

 

(長谷川さん)独学でもスキル自体は十分に習得できると思いますが、未経験の分野だったので、どこまで学べばいいか探り探りの部分が今思うとありました。また、インプットだけでは定着しないので、実際に手を動かしてサンプルでバナーなどを制作しながらグラフィックツールの使い方やデザインを学んでいきました。

 

 

--スクール等には通われなかったのですか?

 

(長谷川さん)スクールも検討しましたが、当時は仕事をしていて子供も小さく物理的に通うことが難しかったんです。また退職を決めていたので、できるだけ費用を最小限に抑えたかったこともあります。退職まで1年くらい時間があったことと、学ぶのも好きだったので、独学でスキル習得をしました。

 

 

--独学で始められた未経験のお仕事。最初、案件はどのように獲得されてきたのですか?

 

(長谷川さん)最初は、クラウドソーシング(WEBで仕事を依頼したい人と受けたい人とをマッチングするサービス)に登録をして、低単価でお仕事を受注していました。独学だったので、スキルアップも兼ねてと考えていました。スクールに通ったらお金を払って学びますが、低単価でもお仕事としてスタートできれば、スキルアップしながら報酬と学びと実績が得られるので、一石三鳥です!

 

未経験からのスタート!ワークライフバランスを大切に、自分らしく輝ける働き方を掴めた 「WEBデザイナー」長谷川友香さんの起業ストーリー(前編)

開業初期の頃にご依頼いただき制作したホームページ

 

--開業後、最初は下積みや大変だった時期があったと思いますが、いつ頃から軌道に乗り始めたのでしょうか?

 

(長谷川さん)「軌道に乗る」の定義もありますが、肌感覚としては開業後半年くらいでしょうか。ただ、6月に開業してから年末までの半年は雀の涙ほどしか稼げていません。最初の半年くらいは仕事というよりも、スキルアップ・勉強・下積みという感じでした。

 

--軌道に乗ってきた頃も、クラウドソーシングなどでお仕事を受注されていたのですか?

 

(長谷川さん)その頃は、クラウドソーシングやSNSなどで出会ったお客さまがリピーターになってくれて、直接依頼してくれることが増えました。そこからさらに案件を紹介頂くことも増えてきたので、あまり積極的に集客はしていなかったですね。紹介以外のお仕事の広がりも増えていきました。

 

 

--お仕事で信用を得て、次のお仕事を紹介頂けるのはありがたいですよね。スキルも売上の目途も、全て完璧な状態でスタートできるのが理想ですが、やると決めたらなるべく早く始めた方が、後から振り返ったときにメリットが多いように感じています。

 

(長谷川さん)本当にその通りだと思います。私が開業した2020年は、フリーで未経験のWEBデザイナーがまだ少なかったですが、コロナ禍になって同じような女性が爆増した気がします。だから、あと半年、1年遅かったらどうなっていたんだろう、と今でも思います。まずやってみて、やりながら覚えていったのが良かったと思いますね。

 

 

--おっしゃる通りですね!すぐ行動することが成功の秘訣のように感じます。

 

前編では、開業直後のお話まで伺いました。開業前後のご苦労や下積み時代を経た、現在の長谷川さんの働き方や仕事の満足度、成功の秘訣や今後の展望などを後編で伺います。お楽しみに!

 

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この記事を書いたのは

松田 梓まつだ あずさ

ファイナンシャルプランナー。

Riche編集長。

 

大学卒業後、大手通信会社へ総合職として入社し、広報・PRに従事。その後、大手生命保険会社を経て、2019年にファイナンシャルプランナー(以下、FP)として独立。これまで200人以上のお客様の家計相談や資産運用のアドバイスを行う。金融機関での業務経験と広報・PRの経験を活かし、お金に関する記事執筆も多数行っている。

 

2012年から趣味の株式投資を開始。「FPとして難しい資産運用を分かりやすく、楽しく情報発信したい」と2016年に始めた資産運用をテーマにしたブログが人気となり、お金の情報発信により女性のお金の不安を払拭するため、株式投資の売却益を資本金に会社を設立。女性のお金とキャリアをテーマにしたWEBメディア「Riche」を運営。

 

プライベートでは子育てを日々楽しんでいます。

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