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2023.09.07

起業に向けて、私が会社員時代に行っていた5つのこと

最近は、起業する方も増えてきましたよね。新しい挑戦はどんなことであれ、ワクワクするもの。しかし、一方で今ある仕事を辞めることに不安も感じるかと思います。
私も1年ほどでしょうか、会社勤めをしながら、モヤモヤ悩んでいました。当時の私は、育休明けで、仕事と育児との両立に必死。いつも焦っていて、余裕がない自分…。そんな現状を変えたくて、小さな行動を開始しました。自他共に認める安定思考だった私が、大企業を辞め、小さな習い事教室を開校するまでに、会社員をしながら行っていたこと。今回は、小さな行動だけれど、影響が大きかった5つの行動について、お話させていただきます。

1. 市場調査する/自分の理想の教室設計を浮き彫りにする

私にとっての最初の小さな行動。それは簡単な市場調査をすることでした。自分が開校したいエリアの半径1km前後の範囲で、そろばん教室を調べ、教室の方針やレッスンの時間帯、料金、HPから感じる教室の雰囲気などをメモしていきました。

 

調べるメリットは、他社の現状を知ることはもちろんですが、それ以上に調べる中で、『あ、この教室の取組みいいな!』『この時間帯は、私には厳しいかも…』『この雰囲気は何となく、私が求める教室とは違うかな(それはなぜ?)』など、自分の理想の教室設計が定まっていなくても、他の教室を見ることで理想が少しずつ浮彫になることです。

 

また、『自分の子どもをこの教室に通わせたい?(それはなぜ?)』と自分に問いかけることも教室設計の良いヒントになりました。市場調査というと、面倒そう…と思う方もいるかもしれませんが、自分の理想の教室を、自由に描くために行う。軽い気持ちで、調べてみることがおススメです。

 



 

2.具体的な不安要素を洗い出す/デメリット解消だけではなく、メリットも付け加える

起業を考えては不安になる私でしたが、ある時、ふと思ったのです。『私は具体的に何が不安なのだろう?』と。まず、お金の面は真っ先に思いつきました。では、『いくらあったら不安じゃなくなるのか?』。それを具体的に考えることにしました。その時の私は、まず収支を±0に早めに持っていきたい。その後、少しずつ、会社員時代くらいの収入を得れたら、その時は、不安要素(デメリット)を解消しただけではなく、自由な選択(メリット)も手に入れたことになる!と思いました。

 

そこで、生徒数・レッスン料をざっくり想定しつつ、実現可能性を探っていきました。そうすると、『意外となんとかなるかも…』『軌道に乗るまで、パートで働くのもあり』等と、思うことができました。

 

この軽さと言いますか、具体的な数値を使いながら、不安⇒なんとかなるかも!に転化したとき、行動が加速すると感じています(決して、不安から目を背けて、とりあえずやってみる!エイや~!ではありません笑)。他にも、『有給がなくなる…』⇒週4勤務なら有給よりも多い。『退職金がなくて不安』⇒今から投資を勉強して、自分で退職金を準備する(投資知識も増え、自己投資にも繋がる)など、解決策やプラス要素を自分で考え、書き出していくことで、不安解消だけではなく、自分が欲しい未来への道も拓ける感覚になりました。

 

そう、多くの場合、漠然としているから不安を感じるのだと思います。そこを出来るだけ具体化して、細分化して、解決策を探ること。今からでもすぐ考えることができます。

 

3. 直接見に行く・聞いてみる/次の新たな選択肢を広げる

教室開校に興味があるとはいえ、その当時の私は、教室経営のいろはもそろばん教室の現状もほとんど知りませんでした。そこで、インターネットで目が留まった、そろばん教室経営の説明会に参加してみることに。

 

定量的・定性的な話を伺いながら、インターネットでは知ることができない、実際の教育市場の状況やそろばん指導の現状を聞くことができ、とても良い学びとなりました。その後も、説明会のご縁で、教室見学をしたり、代表に直接ご相談するなど…直接、見にいく・問い合わせすることで、次の選択肢が広がっていく感覚になりました。行動・選択肢を広げ、検討した結果、現状維持を選ぶことも自分で納得できたのなら前進。ぜひ見たり聞いたりする行動・チャンスを大事にしてほしいと思います。

 



 

4. SNS発信(自分の言葉で綴る)/理解を深める・自分を知ってもらう

教室開校の1~2か月前にHPを開設し、そのタイミングでブログも開始しました。教室の方針や概要、そろばんについて知ってもらえたら…という想いで開設しましたが、ブログを始めて分かったことは、自分の言葉で綴ることで、自分自身の学びも深まるということ。

 

また伝えたい内容を深めるだけではなく、伝わりやすいように文章にする大切さにも気づきました。加えて、ブログが広報の役割を果たしてくれたり(HPのView数≒チラシの配布数)、文章から人柄が滲み出ることも知りました。自分の言葉で綴ることで、自身の知識・スキルを高める。『こんな価値観を持った先生なんだ』『こんな人柄なんだ』と知ってもらうツールにする(その際、自分を良く見せようとするのではなく、等身大を意識する)。どんな内容でもいいので、自分の言葉で、発信してみることは自己研鑽にも、起業後の助っ人的な存在にもなると思っています。

5. 家族の理解を仰ぐ/日常会話の中に起業話を散りばめる

上記の行動と同じくらい大切だと思うことは、家族の理解・協力を仰ぐことです。起業当初は何かとバタつきますし、起業後も家族に助けてもらうことは少なくありません。そうした家族に、起業を理解してもらうためには、ベタですが、会話(と感謝)が大切。

 

その際、『こんな起業をしたい』といった一方的な意見だけではなく、『こんな働き方、どう思う?』『起業リスクって、これ以外にもあるかな?』『コスト面はこうやって補おうと思っているんだけど、どうだろう?』など…相手にも具体的に起業をイメージしてもらったり、リスクになりそう部分は相談ベースで会話したりすることがポイント。なぜなら、相手は起業を漠然と捉えていることが少なくありません。だから、”なんとなく”不安に感じ、反対する可能性があります。だからこそ、1回の会話でどんと起業話をするよりも、小さく細切れにして、起業検討中の段階から、会話を重ねる。

 

起業話を特別視せず、日常の中で当たり前に起業話を散りばめる。そうした会話の積み重ねが、自分とは異なる視点や気づきとなったり、困ったときにサポートしてくれる頼れる存在にもなっていくと感じています。

 

今回、会社員の時から行える起業に向けた行動を5つほど紹介させていただきました。一つ一つは小さな行動ですが、小さいからこそ、ハードルが低く、実行・継続しやすいもの。習慣に敵うものはありません。また起業に至らなくとも、自己研鑽であったり、自分・家族の理想を再確認する良いきっかけになると思っています。

 



 

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この記事を書いたのは

中澤 嘉都美なかざわ かつみ

都内で子ども向けのそろばん教室を経営、今年6年目となる現在、150名程の生徒が在籍する。

大学卒業後は大手通信会社に総合職にて就職し、支店営業職~本社企画職など、幅広い業務に従事した後、第1子を出産。育休中に、今後のキャリアを見つめ直すことで、入社10年目にして退職を決断、現在のそろばん教室開校に至る。

プライベートでは、2児のママであり、日々、息子たちの育児に奮闘しつつも、週4日出勤で、仕事と育児の両立を図っている。

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