この記事を書いたのは
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士
「マネーの知識って生活を助けて、気持ちを豊かにしてくれるんだ!」と伝えたい。
投資歴15年。投資のスタンスは無理をしないこと。投資=儲ける為というイメージが先行しがちだが、自分のお金を守る為に皆に必要なことだと思っている。
私の投資スタイルは、毎月の投資信託の積み立てと、配当狙いの個別株の長期保有です。王道の運用スタイルかと思いますが、このスタイルに落ち着くまでには紆余曲折がありました。
私の投資歴は15年ほどです。日本を代表するような大企業に成長する企業を自分も見つけたいと、投資家に憧れがありました。就職して投資資金を貯め、いざ始めた3か月後にリーマンショックがありました。その後は、投資顧問の会員、銘柄推奨の有料メルマガ、株主優待目当ての投資、イベント投資、日経先物の売買と色々経験しました。
私の場合、いずれも労力の割に目ぼしい成果が得られませんでした。そこからは一転し“特別な才能がない前提で資産を増やすには、王道スタイルで無理をしない投資が一番なのではないか?!”という考えになり、先述の運用スタイルに落ち着きました。
2024年からの新NISAはつみたて枠と成長枠の併用が可能な為、私の運用スタイルとはとても相性が良いです。投資予算の50%を投資信託、50%を個別株へと割り振る予定でいます。新NISAは恒久ですので、枠を使い切らなくても良いと思っています。枠が余っていれば、○○ショック等の値下がり局面を有効活用できるからです。
前者の投資信託では、毎月一定額を自動的に積み立てることで、長期的な資産形成を目指します。後者の個別株では、配当利回り3%を意識した購入と長期保有で、長期的な配当金収入と値上がり益を目指します。
NISAは損益通算出来ませんが、希望の配当利回りになるまで待ってからの購入で且つ、長期保有のこの投資スタイルでは大きなデメリットではありません。配当狙いの個別株をなるべく新NISAで購入したいので、特定口座内の保有銘柄を取捨選択しています。特定口座の方は損益通算出来ますので、利益と損失を相殺しながら、資金を準備しています。
私の場合、投資予算の50%を投資信託に充てます。投資信託は“信じて託す”の文字通り、運用のアウトソーシングだと捉えています。折角ですので、自分では運用し難い海外を対象としたインデックス型の投資信託を選ぶつもりです。例えば、全世界株式やS&P500、インド株式などです。
私が求める条件はこの通りです
・なるべく手間がかからない、放っておける銘柄にしたい
・ 生涯にわたって運用を続けたいので、コスト(販売手数料、信託報酬、信託財産留保額)が安いこと
・ 運用中止(繰上げ償還)になると困るので、純資産額が100億円以上の規模であること
“私も、あなたも、どこか遠くの国の誰かも、より良い明日を目指して頑張っているのだから、世界全体の経済は成長するに違いない”と考えています。世界経済の変化に応じて、最適な運用を行ってくれる全世界株式タイプの中から、条件に合致する銘柄を選ぶつもりです。
次に、投資予算の残り50%でどんな個別株を買うかというと、好配当株を買います。会社の規模関係なく、売上が伸びており、赤字がなく、自己資本比率が50%以上で、配当性向40%以下の配当利回りが3%ある銘柄を狙います。
私は長期的な配当金収入を目指していますので、株価が短期間で上昇するかどうかよりも、今後も今の配当水準を維持していける体力や財務基盤、安定した業績であるかどうかを重要視しています。
購入のタイミングですが私の場合、配当利回り3%が一つの基準になります。株価が下落中に買うことを落ちるナイフをつかむと言いますが、落ちるナイフも頃合い次第だと思っています。配当は1株から受け取れますし、投資の鉄則は「長期・分散・積立」です。○○ショックや株価の下落局面で配当利回り3%を超えたタイミングから、5株10株15株と買い下がりながら貯金ならぬ貯株を行う方針です。
2023年の日本のインフレ率は3%程と言われています。現金が実質3%目減りしているのと同じです。これからは貯蓄or投資ではなく貯蓄and投資だと思っています。いきなり多くの資金を投じない。良く知らない銘柄は避ける。赤字が多かったり、借金が多かったり、不正があったりを避ける。これらだけでもリスクはグーンと低くなります。投資を過分に恐れず、新NISAを機に慎重に無理なくチャレンジしてみてもいいかと思います。
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CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士
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