この記事を書いたのは
都内で子ども向けのそろばん教室を経営、今年6年目となる現在、150名程の生徒が在籍する。
大学卒業後は大手通信会社に総合職にて就職し、支店営業職~本社企画職など、幅広い業務に従事した後、第1子を出産。育休中に、今後のキャリアを見つめ直すことで、入社10年目にして退職を決断、現在のそろばん教室開校に至る。
プライベートでは、2児のママであり、日々、息子たちの育児に奮闘しつつも、週4日出勤で、仕事と育児の両立を図っている。
目次
昨年、参加した起業家や起業に興味のある方が集まるランチ会。仕事柄、そろばん教室経営者の方々とお話する機会はあるのですが、異なる分野の女性起業家の方々と知り合う機会が少なく、ぜひ交流してみたい、という想いから、当時ランチ会に参加しました。
その際、たまたま参加者のお一人(Aさん)から『アクセサリー作りが好き』というお話を聞き、『当そろばん教室で、オリジナルアクセサリー作りを開催したら、生徒たちが喜びそう!』というアイディアが思い立ち、ランチ会後、個別にご相談させていただいたことが、教室イベント開催のきっかけとなります。
イベントは、ありがたいことに予約開始後、すぐに満席と大盛況。周りにアンテナを張っておくこと、思い切って相談してみることで、自分だけでは実現しにくいアイディアも、現実化できることを実感したイベントでもありました。一方で、Aさんにとっては、思いがけず副業の実現となりました。そんなAさんとイベント準備を進める中で感じた、『副業を叶える5つのポイント』について、お話したいと思います。
当時、ランチ会でAさんとお話をさせていただいた際、Aさんはもちろんのこと、私自身、アクセサリー作りのことなど全く想像もしていませんでした。
お互い”たまたま”ランチ会に参加し、”たまたま”アクセサリー作りの話をした(聞いた)。そして、思い切って一緒にイベントを開催しませんかと提案してみた…そんな小さなアクションの連続の中で実現した内容です。私だけ、Aさんだけでは生まれなかった今回のイベントですが、小さなアクションの中で、周りに各々のスキルや情報・考えが伝わり、その結果、自分だけでは生まれないアイディアが浮かぶのだと実感しました。
ランチ会でアクセサリー作りのお話が出た時。私はその器用さに、感動と羨ましさから、「すごいですね!器用で羨ましいです。」とお伝えしたのですが、Aさん自身は「え、そうですか??」と、それほど特別なことと思っていないような様子が、当時とても印象的で(笑)。その時、改めて、自分では当たり前だと思っているスキルを、求めている人はいる!と感じました。
例えば、私のような子ども向けの習い事教室の場合、大それた特技やスキルを相手に求めているというよりは、子どもと接することが上手で、教室内で行える、生徒たちが喜びそうな(私が与えられない)イベント提案が嬉しいもの。副業をしてみたいという方は、自分が好きなことだけで副業を考えるのではなく、「この人にだったら、どんな自分のスキルが喜ばれるだろう?」「この業務には、自分のこのスキルが役立つかも?」などといった視点で、副業を深堀りすることも良いかと思います。
私が起業した時にも感じましたし、イベント開催後のAさんからのご感想にもありましたが、やはり実際にやってみること、これこそが副業を磨くポイントだと思います。やってみることでこそ、小さな気づき・改善すべきポイントが分かります(机上だと小さな違和感や反省に気づきにくいもの)。
例えば、今回のアクセサリー作りでは、自分で好きな天然石を大小2つ選び、イヤリングを制作したのですが、あまり人気がないのでは…と少なく見積もっていた天然石が一番人気であったり、想定以上に生徒たちの制作が早かったり、男の子の参加から革紐アクセサリー案が浮かんだり…と、やってみたからこそ気づけたこと・次のヒントがたくさんありました。そして、この小さな気づきや改善に対し、一人ひとり、判断や次の選択が異なるからこそ、徐々にその人なりの魅力や独自性が増すようにも感じています。
既に行動している人と一緒にやってみる、行動している人に協力することは、副業の現実化を圧倒的に早めます。自分だけだと、不安やリスク、現状維持バイアス等も出てなかなか行動できないことも、既に行動している人はやってみる精神が高めですので(笑)、いい意味でそこに乗ってしまう。
今回のイベントでいうと、Aさんへの提案~イベント開催までは約1か月ほど。その間の直接の打ち合わせは1回のみで、あとは分担した役割を各々が遂行(適宜メールにてやりとりを)し、当日を迎えました。自分の頭の中だけでモヤモヤ考え、1か月過ごすよりも、リアルにお客様に提案できるものを作り、実際にやってみて、様々な気づきを得る。自分の実績にも次のアクションにも繋がる。その方がとても濃厚で魅力的だと思いませんか。
ぜひ一人だとなかなか行動できない(けれど、行動したい!)という方は、既に行動している人に対して、自分のスキルが役に立てないか?といった軸で副業を考えてみることもおすすめです。
単発の副業で終わらせないためのポイント、それはスキル以上に人柄ではないかと感じています。もちろん誰も持っていないようなスキルでしたら、人柄・人間力はそれほど重要ではないのかもしれませんが、例えば今回行ったイベントの場合、私がまたAさんとイベント開催したいと思えている理由は、Aさんの人柄…具体的には、生徒への接し方が上手で安心感があった、仕事が丁寧だった、一緒に仕事を行うのが楽しかった、といった面があってこそ。
人柄について、これが正解などありませんが、誠実さや素直さ、明るさ、前向きな姿勢、責任感などがある方だと、次もこの人にお願いしたい!という想いに繋がるのではないかと感じました。
今回、私がイベント開催の中で感じた「副業を叶えるための5つのポイント」をお伝えさせていただきました。
行動するまでが難しいこと・不安なことは、私もそうでしたのでよく分かりますが、意外とチャンスは小さなアクションが繋げてくれると感じています(私の場合は、インターネットで調べてみる、問合せしてみる、教室見学してみる…から、起業の道へと繋がっていきました)。小さなアクションを楽しむ、いつもと違った選択をしてみる、相手のニーズにマッチする自分のスキルを洗い出してみる…ハードルを低くして、まずはアクションしてみること、アクション自体を楽しむこと。それが、副業のヒントになったり、新たな人とのつながりを生んだり、何より人生をより楽しむ刺激になったりすると思っています。
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都内で子ども向けのそろばん教室を経営、今年6年目となる現在、150名程の生徒が在籍する。
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プライベートでは、2児のママであり、日々、息子たちの育児に奮闘しつつも、週4日出勤で、仕事と育児の両立を図っている。
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