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子育て
2023.04.05

物価高の今だからこそ、習い事の価値も賢く高めよう!

最近、食費に光熱費に…と、物価高が生活を直撃していますよね。
子どもの習い事も然り。授業料の値上げがあったり、複数の習い事に通うことで、毎月数万円が飛んでいく…といったご家庭も少なくないではないでしょうか。
そんな物価高が続く中、資産形成やモノの購入と同様、習い事においても、授業料(購入したもの)に対する価値を、自分なりに高める工夫が大切になると思っています。

1. 子どもの習い事の費用はどれくらい?

ニュースでも連日、物価高が取り上げられる中、子どもの習い事に対する費用は、どれくらいなのでしょうか。

 

文部科学省発表の『令和3年度子供の学習費調査』によりますと、小学校の児童に対し、保護者が支出した1年間・子供一人当たりの学校外活動費は、公立小学校で24.8万円、私立小学校で66.1万円となっています。

 

この学校外活動費は、前回調査時(*)である平成30年よりも増加しており(公立小学校:21.4万円、私立小学校:64.7万円)、学年別に見ますと,公立小学校では6学年の30.4万円が,私立では5学年の77.6万円が,最も多くなっています。

 

*調査事項の変更が行われているため、過去の数値との単純比較は難しいものの、調査開始時の平成22年以降、学校外活動費の支出は緩やかな増加傾向となっています。

 

2. 何を目的として習い事をしているか、深掘りしてみよう。

決して安くない子どもの習い事の費用ですが、皆さんはどんな目的で、子どもの習い事を選びましたか?

 

「体力をつけてほしいから」「計算力をつけたいから」「これから必要になるスキルだから」と明確な目的を持って選んだ場合もあるでしょうし、「本人がやりたいと言ったから」「近所にあったから」など、ちょっとしたきっかけで始めた場合もあるかと思います。

 

習い始めた理由は様々あれど、せっかくお金を投じる習い事です。習い事から得られる価値をぜひ深掘りし、価格以上の価値を考えてみませんか。

 

 

例えば

 

「親子で楽しめる習い事だから」と始めた習い事には素敵な価値が隠れていますよね。子どもだけではなく、親にとっても楽しめる要素があるのなら、個々人におけるその習い事の価値は高まりますし、親子時間の創出になったり、思春期には大切なコミュニケーションツールになる可能性だってあります。

 

「子どもが自分で習いたい、と初めて言ったから」そんな些細なきっかけだって、自分で決めたという、子どもの自信ややり切る力に繋がる(繋げられる)可能性を秘めています。

 

「指導者の人柄や考え方が好き」といった理由にだって、価値は創出できます。子どもの考え方・学び方に良い影響を与えてくれる可能性が高いでしょうし、親にとっても学びの機会を得られます。こうした習い事によって得られる価値を明確に言語化するだけでも、その習い事に対する意義や価値を高めることができるのです。

 

習い事は子どもへの一種の投資でありますが、習い事への関わり方・捉え方次第では、親(自分)への投資にもなり得ます(一緒に学ぶといった場合は、好例ですね)。

 

時間は有限であるからこそ、どこに時間を使うのか、そこで何を得られるのか・得たいのか。定量的・定性的に深めてみると、違った視点で習い事の良さ・得られる価値に気づけるのではないでしょうか。

 



 

3. 指導者視点で感じる、習い事の価値を高めている親御さんの行動とは?

私は現在、都内でそろばん教室を経営・指導にあたっていますが、親御さんと日々関わる中で、そろばん教室を上手に活用しているな(習い事に通う価値を高めているな)と思う親御さんがたくさんいらっしゃいます。

 

例えば、送迎時にコミュニケーションを指導者と積極的に取られる方。それだけでそろばんに関する小さな情報収集になったり、子どもの頑張りを日々褒めるきっかけを得たりできます。

 

自宅で一緒にそろばんに向き合う方は、体験の共有・親子時間の創出をしていると感じますし、当教室が提供する指導動画や問題集を積極的に活用される方なども、習い事の価値をレッスン料以上に高めていると感じます。検定や競技大会に積極的に参加を促す親御さんは、子どもへの経験や本番を知る機会を上手に与えているな、とも思います。

 

4. ちょっとした言葉がけで価値も幸福度も高まる!習い事の価値を賢く高めよう。

上記で紹介した例だけではなく、子どもに対する言葉がけを少し工夫するだけでも、子どものやる気が高まり、結果として習い事の価値を高めることも可能です。

 

例えば

 

小さな頑張りを言葉にして褒めること。

 

「今日は諦めずに10問目まで頑張ったね!」「8の段、スラスラ言えるようになったね!」など、つい出来て当たり前と見落としてしまいがちなことも、言葉にして伝えたり、プロセスを具体的に褒めることで、子どものやる気は俄然高まります。その積み重ねで子どもは「お母さんが見て(褒めて)くれる」と更に頑張ったり、親子の絆を深めていったりします。何より、小さな出来た!に気づく習慣は、日々の幸福度を高めてくれるでしょう。

 

習い事の価値は、工夫次第で高められまず。価値あるものに投資をすることももちろん大切ですが、選んだもの(購入したもの)を価値あるものにしていくことも大切です。特に子どもの習い事は、「子ども」×「親」×「指導者」の信頼関係の強さ次第で、その価値を大きく高めることができる。

 

貴重な時間とお金をかけて習っているのです。ぜひ出来るところから、価値を高める工夫をしていくことをおすすめします。

 



 

物価高の今だからこそ、習い事の価値も賢く高めよう!

この記事を書いたのは

中澤 嘉都美なかざわ かつみ

都内で子ども向けのそろばん教室を経営、今年6年目となる現在、150名程の生徒が在籍する。

大学卒業後は大手通信会社に総合職にて就職し、支店営業職~本社企画職など、幅広い業務に従事した後、第1子を出産。育休中に、今後のキャリアを見つめ直すことで、入社10年目にして退職を決断、現在のそろばん教室開校に至る。

プライベートでは、2児のママであり、日々、息子たちの育児に奮闘しつつも、週4日出勤で、仕事と育児の両立を図っている。

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