この記事を書いたのは
株主優待がきっかけで株式投資に興味を持ち、お金全般の知識を付ける為ファイナンシャルプランナーの資格を取得しました。金融資産運用関係を得意としています。
私自身はNISAでの積立投資をメインに置き、配当や株主優待のために個別株にも投資しています。普段は4歳男の子、2歳女の子の子育てをしながら時短ワーママとして日々奮闘中。
皆さまの日々の生活が豊かなものになるよう、実体験に基づくお金のことを発信していきます。
目次
「50:30:20」
こちらの黄金比率はアメリカの議員エリザベス・ウォーレンさんが提唱した世界的にも有名なものです。
毎月の収入の50%をNeeds(必要なもの)、30%をWants(欲しいもの)、20%をSavings(貯める)に割り振るというもの。各項目の内容は以下になります。
50%:食費や光熱費、家賃などの生活必需品
30%:外食費や交際費、趣味などの趣味嗜好品
20%:貯蓄・投資
例えば、新入社員(大卒)のお給料はおよそ20万円と言われています。*その金額で先ほどの「50:30:20」の割合で振り分けてみてみましょう。
20万円をそれぞれの割合で割り振ると以下になります。
・50%(Needs:必要なもの):10万円
・30%(Wants:欲しいもの):6万円
・20%(Saving:貯める):4万円
毎月必要となってくる生活必需品を10万円に抑えるのはなかなか難しいと感じる方もいらっしゃると思います。
生活必需品といっても食費・日用品・光熱費・通信費・家賃などたくさんの項目がありますよね。代表的な項目に関して金額を具体化させるため、もう少し細かく見ていきたいと思います。
・食費 3万円
・家賃 5~6万円
・光熱費 1万円
・通信費6千円
特に家賃や通信費は毎月必ずかかる固定費のため、契約するときに注意が必要です。家計の見直しをされている方は、毎月一定の費用が掛かってくる「固定費」から見直すようにすると、費用削減の効果が大きく出てきますよ。
例えば私は以前、ソフトバンクのプランを使っていました。1人当たり月7,000円ほどです。
ソフトバンクの場合:毎月7,000円×12カ月=84,000円
今はドコモが展開しているahamoを使っており、毎月約3,000円です。
ドコモ(ahamo)の場合:毎月3,000円×12カ月=36,000円
プランの変更だけで毎年48,000円を浮かすことができました。これをほかの必要経費に使うもよし、貯蓄に回すもよし、です。
Wants:欲しいもののところでは、6万円ほどと比較的自由に使えるお金があると感じます。友人とのお食事等を含む交際費や被服費・美容費に関する費用もこちらから捻出することになります。ご自身の生活が豊かなものになると考えられるものに使うのが良いかと思います。窮屈な節約だけでは日々がつらいものになってしまいますので「ここは使う、ここはセーブする」とメリハリのついたお金の使い方がベストだと考えます。
また、被服費や美容費は一人ひとり比重の置き方が異なると思います。
例えば、被服費は毎月5,000~6,000円ほど積み立てておくイメージでセール等に備えるのもいいですね。
百貨店でよくお洋服を購入される方は、例えば毎月5,000円ずつ1年間積み立てると、ボーナスとして+1か月分もらえる友の会を利用するのも手かと思います。私自身も百貨店の友の会を毎月1万円ずつ積み立てています。デパートコスメやちょっとした手土産、デパ地下のお惣菜を購入するときに重宝しています。
将来につながる一番大事な20%のSaving:貯めるは、毎月4万円です。毎月4万円を貯められると、 1年間で48万円貯まります。
月々に必要なお金をすべて支払った後に、残ったお金を貯めようと思うとなかなか残らなかったりします。使ってしまう前に貯蓄もしくは投資用として取り分けておいて、残った分で日々の支払いを考えていくことが大事になってきます。そういったお悩みを解決できるピッタリの方法をご紹介します。
会社で給与天引きによる財形貯蓄という制度はないでしょうか?会社で決められた金融機関に会社経由で預けるのですが、給与天引きされるため、手元には給与天引き後の金額が振り込まれることになります。
財形貯蓄には以下の3種類があります。
・一般財形貯蓄
・財形住宅貯蓄
・財形年金貯蓄
一般財形貯蓄は基本的には通常の預金と変わりません。ただ、会社経由での貯蓄となりますので、引き出す際一定の手続きが必要となります。そのため引き出す際、心理的なストッパーがかかり、貯蓄の使い込みを防ぐことができます。
残りの2つに関しては、住宅購入・リフォームや老後資金のためという名目で貯めておくと元利550万円までは利息などが非課税の対象となるため、通常の預金より効率的に貯蓄することができます。50:30:20の割り振りの20%のうち一部だけでもこういった制度を利用して確実に貯めるのも一つの手かと思います。
生活防衛資金と言われる、収入がなくても生活できる費用を3か月程度貯めることができたら、投資に挑戦するのが良いと思います。
手数料の低い「投資信託」へ毎月1万円投資すると比較的リスクが低くおすすめです。
例えば、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」や「eMAXIS Slim全米株式(S&P500)」や同ラインナップのオールカントリー(全世界)はいかがでしょうか。
全米株式であればアメリカの名だたる企業であるアップル、マイクロソフト、Amazon等、幅広い企業への投資がパッケージ化された商品になっています。全世界であれば米国以外の国の企業なども含まれています。
またせっかくですので税制面で優遇されるNISAを利用することをおすすめします。2023年12月末までの現行での「つみたてNISA」では年間40万円まで非課税で投資信託を買い付けすることができます。
将来売却した際、通常売却益から差し引かれる20.315%を非課税で受け取ることができます。また口座を開設し、商品と金額を1度設定したらあとはほったらかしで毎月投資してくれるのも魅力の1つ。時間というコストをかけることなく投資できます。
今後の生活とお金にゆとりをもたらす家計管理をご紹介してきました。
まずは現状を把握していただき、改善できるところがないかどうか考えられる際のご参考になれば幸いです。
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株主優待がきっかけで株式投資に興味を持ち、お金全般の知識を付ける為ファイナンシャルプランナーの資格を取得しました。金融資産運用関係を得意としています。
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