この記事を書いたのは
出版社で高校向けの国語教科書や問題集の編集に17年間従事。退職後はフリーランスとして国語教材の編集やWebライティングに携わっています。
株主優待に興味を持ったことから株式投資を始めました。女性ならではの柔軟でバランスのとれた生き方について伝えていければと思います。
目次
大学受験にかかるお金にはいろいろな種類がありますが、ここでは大学入試本番に関連してかかったお金に絞ってお伝えします。
大学の受験料としてかかったお金は以下のようになりました。
志望校が国公立か私立かにかかわらず、共通テストを受ける受験生は多いと思います。共通テストの受験料は18,000円。国公立大学二次試験の受験料は基本的に17,000円です。
受けるのは本命の国公立大学1校だけ、という一番エコな受験をする場合でも、3万円を超える受験料が必要になります。
私立大学の受験料は大学によって異なりますが、だいたい3万円前後です。2校受験するだけで、5万円以上のお金が飛んでいくんですよね。
私立大学の場合、一つの学部でも複数の日程でさまざまな形式の入試が行われています。それに伴って受験料にも違いがあったり併願割引があったりするので、事前にしっかり調べておくことが大切です。
なお、受験料は、すべての大学で、オンライン出願の際にクレジットカードで払うことができました。高額な受験料でしたが、カードのポイントがついたことがせめてもの慰めです。
大学受験で必要となるのは、受験料だけではありません。我が家は地方から東京の大学を受験したため、3往復分の交通費と宿泊費がかかりました。
親が付き添って行くことも多いようですが、今回は一人分の金額となっています。(金額は1000円未満四捨五入)
このほかにも、細々した交通費や、滞在中の食事代なども払わなければなりません。もし、親も一緒に行く場合は、この倍近くの金額がかかることになります。
地方から受験する方は、このようなお金もかかることを念頭に置いておいてください。
受験料を節約することは難しいですが、交通費や宿泊費は節約することができます。ここからは我が家で行った節約方法を紹介します。
●交通費の節約
飛行機はマイルを使って予約したので無料でした。正直なところ、マイルがなければ何度も東京に行って受験させることは難しかったと思います。
●宿泊費の節約
全国旅行支援や各種キャンペーンを使い、お得にホテルの予約ができました。旅行サイトをこまめにチェックして安くなったときをねらったり、旅行会社の交通+宿泊パックを使ったりすることで、かなり金額は違ってくると思います。
●その他
飲食店のお食事券やホテルの宿泊券といった株主優待を使うのもお得です。ホテル暮らしの間に何かとお世話になることの増えるコンビニでは、QUOカードも活躍しました。
これらの工夫により、我が家では約18万円の節約に成功しました。
ここまで、実際に経験した大学受験そのものにかかるお金について書いてきました。
そして、これ以外にかかるかもしれないお金として大きなものに、併願校への入学金があります。併願校に合格して、本命校の合格発表よりも前に入学金や授業料の納入期限が来る場合には、入学の権利をキープするために、それらを払い込まなければなりません。
その後本命校に合格して併願校の入学を辞退すると、数ヵ月後に授業料は戻ってきますが、入学金は返金されません。入学金は、国公立大学が282,000円、私立大学の平均は248,813円(注1)となっています。
注1 私立大学等の令和元年度入学者に係る学生納付金等調査結果について
これもかなりの金額となるので、併願校を決める際には、合格した場合どの大学であれば入学金を払うのか、スケジュールも含めてきちんと考えておく必要があります。
そんな大変な大学入試ですが、お金と手間を劇的に節約できる方法があります。それは推薦入試です。
推薦入試というと、スポーツなどで優れた成績を上げた人のもの、一般入試よりも枠の少ないサブ的な位置づけというイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。
しかし、令和の今、実際のところ大学へは半数の受験生が推薦で入学する時代となっています。
出典 文部科学省 大学入学者選抜の実態の把握及び分析等に関する調査研究
推薦入試の場合、受験料の平均は国公立大学では約17,000円、私立大学では約30,000円です。我が家がもし推薦で入学していれば、一般入試との差額は約50万円となりました。経済的、精神的な負担は一般入試とは段違いですね。
今回は、我が家が経験した大学入試のお金について紹介しました。
これは一例にすぎず、受験生によって金額はまったく変わってくると思います。
大学入試になると、親にできることは、子どもが試行錯誤しながらチャレンジするのを見守ること、そしてできるだけ選択肢を広げられるように経済的な準備をしていくこと、そのくらいでした。
来年から始まる新NISAなどを利用して進学費用を準備することはもちろん、マイルを貯めたり株主優待を利用したりすることも、いざというときの助けになると思います。
我が家の個人的な経験でしたが、少しでもこれから受験を迎える方の参考になれば幸いです。
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