お金の知識を身につけて、自分らしい豊かな人生にRiche リッシュ

MENU

資産運用
2023.10.25

【新 NISA、私ならこう使う!】ライター岩本さんの新 NISA 投資戦略

新NISA制度が2024年1月からスタートします。
現行の制度より投資可能額が増え、成長投資枠とつみたてNISA枠の併用が可能になるなど制度が拡充されるため、貯蓄から投資への流れが加速するのではないでしょうか。

現行のNISA制度では、一般NISAを選択し、日本株の個別銘柄の購入に利用してきました。購入してきた銘柄は高配当株と優待株。売却時の譲渡益が非課税になるメリットを実感した銘柄もありますが、マイナスとなった銘柄もあり、損益通算や繰越控除ができないというNISAのデメリットも実感してきました。
新NISA制度が始まるのを機に、改めて今までの投資スタイルを振り返り、新NISA制度をより有効に活用できるよう、自分なりの投資戦略を考えてみました!

1. これまでの資産運用方法

証券口座を開設したのは今から13年ほど前。まわりに株をやっている人がほぼいない状況で、株主優待をもらってみたい!との思いから株の購入を始めました。株を始めて数年は、株主優待の楽しさを実感し、無配当の銘柄も含めて株主優待がもらえる銘柄ばかり買い揃えていました。

 

ここ数年は、高配当株に魅力を感じ、高配当株も購入。現在は、株主優待のある銘柄と高配当株を中心に日本株を保有しています。株は、一つの銘柄に集中投資するのではなく、興味がある銘柄を幅広く保有するスタイル。配当金をもらいながら株主優待が届く生活を楽しんでいます。特にお気に入りの優待は外食系の優待株。株主優待で外食することが日々の楽しみです。

 

株以外は、インデックス型の投資信託を毎月積み立てで購入しています。投資先の多くが日本に偏っているため、投資信託は米国株や全世界株を対象としたものを保有して地域の分散を意識しています。毎月積み立てをしているのは、時間の分散をして意識しているためです。

 

他にも、ロボットアドバイザー、ソーシャルレンディング、金銀プラチナ積立、不動産など興味ある投資は実際に購入しています。株だけでなく、資産運用先も一点集中型ではなく分散型の運用スタイルです。

 



 

2. 来年からの新NISA投資戦略

新NISA制度での非課税保有限度額は1,800万円で、年間投資枠は360万円が上限です。それに加え、非課税保有期間が無期限化されるため、新NISA制度のメリットを最大限活用したく、5年間で上限の1,800万円を運用したいと考えています。

 

新NISA制度では、非課税保有限度額の全額をつみたて投資枠で利用することもできますが、特に活用したいのは成長投資枠です。成長投資枠の非課税保有限度額1,200万円を、日本株の個別銘柄購入に活用し、配当金の受け取りで非課税のメリットを享受していきたいです。

 

そのために、まずは新NISA制度がスタートするのを機に、特定口座で保有している銘柄の中から、株主優待が廃止された銘柄や、配当金が0の銘柄を中心に売却して新NISA口座での購入資金に充てます。長期優遇制度を採用している優待株や、既に保有している高配当株については、特定口座の保有を継続し、配当と優待をもらいながら株式投資を楽しむことを意識した資産運用を続けていきたいと考えています。

3. 新NISA「つみたて枠」の運用方針

つみたて投資枠は、投資先の多くが日本に偏っているため、地域の分散を意識し、インデックス型の投資信託の積立で利用します。

 

今まで投資信託の積立で利用していた、米国株、全世界株、先進国株、新興国株、外国債券を対象としていているインデックスファンドを中心に、5つのファンドに分散して、毎月2万円ずつ合計10万円×12ヶ月を積み立て、年間上限額120万円を最大限利用したいと考えています。

 

インデックス型の投資信託を選択することのもう一つの理由は、手数料が安いことです。新NISA制度は、非課税保有期間が無期限化されるため、長期になればなるほど、手数料の安さが資産形成のメリットになると考えます。また、毎月定額を積み立てることで、時間の分散でリスクを軽減し、基本的にほったらかしにして、時間を味方につけた運用をしていきたいです。

 



 

4. 新NISA「成長枠」の運用方針

成長投資枠は、年間投資枠240万円を最大限利用します。購入していきたいのは、配当利回りが4%以上の日本株の高配当の個別銘柄。毎年の配当金を非課税でもらうことでNISAの非課税のメリットを生かしていきたいと考えています。

 

例えば、株価が100万円で配当利回りが4%の株を購入したと仮定します。この場合、配当金が年間で4万円ですが、特定口座での取引の場合、40,000円のうち20%である8,000円の税金が引かれて、実際にもらえる配当金は32,000円となります。これが、NISA口座で保有していれば8,000円の税金が非課税となるため配当金が40,000円もらえることになります。

 

保有を継続し、配当が無くならない限り、ずっと配当金が非課税で受け取ることができるので、配当利回りの大きな銘柄であるほどにNISA口座のメリットを享受できます。

 

なお、リスクを軽減するため、NISA口座で購入する銘柄も1点集中ではなく、複数銘柄に分散して保有します。そして、新NISA制度では枠の再利用が可能になり、売却しても売却分の非課税保有限度額が売却の翌年以降に再利用することができるため、より魅力的な銘柄を見つけた時などは随時保有銘柄の見直しをしていきたいと考えています。

5. まとめ

投資に興味はあるけれど、始めるきっかけがなかった方にとって、新NISA制度はスタートのチャンスです。証券口座での取引もより身近なものになっており、スマホ1台あれば簡単に株や投資信託の売買が可能です。

 

また、証券会社の中には、既に国内株式の取引手数料の無料化をスタートするなど、投資を後押ししてくれる環境が整ってきており、資産運用がより身近になるのではと感じています。

 

投資にはリスクがあるので、怖いというイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、投資や株のリスクを確認した上で、新NISA制度を上手く活用して、楽しみながら資産を育てていきたいですね!

 



 

合わせて読みたい

【新NISA、私ならこう使う!】ライター竹下さんによる、新NISA投資戦略

【新 NISA、私ならこう使う!】ライター岩本さんの新 NISA 投資戦略
【新 NISA、私ならこう使う!】ライター岩本さんの新 NISA 投資戦略

この記事を書いたのは

岩本 梢いわもと こずえ

ファイナンシャルプランナー(AFP)・宅地建物取引士・住宅ローンアドバイザー
ファイナンシャルプランナーの資格を取得してから、お金に働いてもらうことを意識するようになり資産運用をスタート。日本株、米国株、投資信託、債券、ロボットアドバイザー、金銀プラチナ積立、ソーシャルレンディング、不動産などへの投資を実践している。
10年以上の資産運用経験をもとに、資産運用やお金に関する記事執筆やアドバイスを行っている。

NEW ARRIVALS

RECOMMEND

現在、マネー記事はございません。

RANKING

  • 週間ランキング
  • 月間ランキング

まだデータがありません。

まだデータがありません。

KEY WORD