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2023.11.15

【新 NISA、私ならこう使う!】ライター石川さんの新 NISA 投資戦略

2024 年 1 月から、新 NISA 制度がスタートします。これを機に投資を始める方もいらっしゃると思います。国内の家計金融資産約 2115 兆円のうち、半分以上が預貯金で保有されているのが現状ですが、果たして割合は変化していくのでしょうか?
非課税保有限度額は 1800 万円となり再利用も可能なので、資産形成はもちろん、ライフイベントで必要なときには資産を売却し、再度上限まで投資することもできます。どんな世代にも使いやすい制度となりそうです。
今回は、投資歴は数年でまだまだ初級者である私の新 NISA 投資戦略をご紹介します。

1. これまでの資産運用方法

私は、FP 資格を保有しているものの金融機関などでの勤務経験もなく、投資歴も長くはありません。どこにでもいるワーキングマザーで、昔から貯金が得意なタイプでした。貯金を有効活用したいと考えるようになったのが投資を始めたきっかけです。

 

退職金制度のない会社に勤務していたので、最初に始めたのは iDeCo(個人型確定拠出年金)でした。銀行の普通預金口座に預けておくよりも、はるかに資産が増えていく様子を目の当たりにしたことで更に興味を持ち、つみたて NISA や個別株式投資と投資対象を広げていきました。そして、本業の業務とも関連があったことから FP 資格を取得するに至りました。

 

つみたて NISA では世界株のインデックスファンドを中心に積み立てていて、個別株については、四季報や経済ニュースなどを参考に、株価が上がったところで売却する、下がったところで購入する、お小遣い程度の金額を元手にゲーム感覚で楽しんでいます。

 



2. 来年からの新NISA投資戦略

新 NISA 制度を始める際、まずは、年齢や収入、家族構成などの属性によって、自分なりの投資スタイル、目的を決めることが大切だと思います。我が家は、夫婦二人とも退職金がないので、基本的には老後資産の形成を目的にします。

 

私の場合、iDeCo ではバランス型投資信託を中心に運用しているので、新 NISA 制度ではもう少し積極的な姿勢で運用していきたいと考えています。

 

新 NISA 制度の非課税保有額は 1800 万円で、年間投資額の上限が 360 万円になります。非課税期間が無期限であるというメリットをなるべく長期間享受したいので、早いうちに上限の 1800 万円に達して運用していきたいです。投資額を毎月の収入から捻出すると考えると難しそうにも思えますが、預貯金を移動する、すなわちお金の置き場所を変える、とイメージしてみると、抵抗感も少なく無理なく始めら
れると思います。

3. 新NISA「つみたて枠」の投資方針

つみたて投資枠では、インデックス型の投資信託を積み立てていく予定です。

 

投資の基本は長期・積立・分散といわれますが、新 NISA を始めることで長期・積立はクリアできているので、投資信託を選ぶ際は「分散」を心掛けたいと考えています。何本かのインデックスファンドを組み合わせて分散させることもできますが、仕事や家事、育児に忙しい日々の中、リバランスするのは面倒であり、なるべくほったらかしにしたいのが本音です。そこで、1 本で世界の株式にまとめて投資できるオール・カントリー型のインデックスファンドに投資し、1 本で手軽に地域の分散を実現させたいと思います。そして、毎月定額を積み立てることで時間の分散とします。

 

また、投資信託商品は、手数料の水準が下がり競争が激しくなり、商品の数は減っていくとみられているので、主力のファンドを選んでいきたいです。

 



4. 新NISA「成長枠」の運用方針

成長投資枠では、日本の個別株への投資を考えています。

 

株式投資の利益としては、キャピタルゲイン(売却益)とインカムゲイン(配当金)があります。通常の特定口座での運用であれば、税金はかかりますが、いつでも好きなタイミングで売却することができます。しかし、新 NISA 制度は、年間の投資額が決まっていること、株式を売却すると投資枠が復活するのは翌年の 1 月であることを考えると、短期の売買には不向きです。

 

そこで成長投資枠では、高配当の個別株へ投資し、配当金も非課税で受け取れるという新NISA 制度のメリットを生かしていきたいと思います。資産形成の過程では、配当収益を超える値下がりに見舞われることもあるかもしれませんが、そこは長期目線で見守りたいで
す。

 

また、今年は NTT が株式分割し、少ない元手でも購入しやすくなりました。今後も株式分割は増えていくといわれていますので、手が届かなかったような株式も新 NISA 制度で購入できるかもしれません。

5. まとめ

数年前まで投資経験のなかった私ですが、投資を始めたことは、人生の選択肢を増やすことにつながっていったと実感しています。

 

また、つみたて NISA や個別株式投資を始めた頃は、資産残高に一喜一憂していましたが、今ではすっかり慣れ、株価がかなり下げた日でもなんとも思わなくなりました。新 NISA 制度で初めて投資の世界に踏み出す方もいらっしゃるでしょう。

 

不安な気持ちもあると思いますが、誰でも最初は初心者ですし、習うより慣れろ、といいます。過度に恐れず、ぜひ少額からでも始めてほしいと思います。ネット証券であれば、クレカ積立ができますので積み立てることでクレジットカードのポイントも貯まります。長期の運用になりますので、自分なりの楽しみを見つけながら資産を増やしていきたいですね。

 



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この記事を書いたのは

石川 くにこいしかわ くにこ

ファイナンシャルプランナー(AFP)
大学卒業後、法律事務所にて 23 年勤務ののち、ベンチャー企業に転職。 前職では、秘書、パラリーガルから育休を経て経理、人事と管理部門全般に従事。
実務を体系的に学ぶため AFP を取得。
現在もバックオフィス全般を担当、週 4 時短勤務で余白を大切に、パラレルキャリアを模索中。
中 2、小 6 の母。趣味は旅行、読書、筋トレ。
等身大のワーママとしての悩み、働き方、教育などについてブログにて発信中

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