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資産運用
2023.05.16

金の価格が上がってるってホント?資産運用に【金投資】を取り入れよう!

2022年は、ロシアのウクライナ侵攻に始まり、アメリカの利上げ、急激な円安、、、と、世界経済、日本経済ともに激震の走った1年でした。
そんな中NY金価格の変動は限定的だったにも関わらず、円建ての金価格は史上最高値を更新。連日の金価格上昇のニュース報道で「金投資」を身近に感じた方も多いのでは?

「有事の金」と言われるけれど、「金の価格はホントにあがってるの?」という疑問にお答えします。これを読んだら、資産運用の一つとして「金投資をやってみようかな?」という気持ちになりますよ。是非、最後まで読み進めて下さいね。

1. なぜ、今「金投資」なの?

「金」は昔から存在しているのに、どうして今注目を浴びているのでしょうか。

 

その理由は大きく2つあります。

 

●金の需要が高まっている

金には埋蔵量という概念があります。地球上で無限に採掘できるわけではないため「希少価値」があるという観点から、資産として金を所有することが主たる目的とされてきました。

 

それが近年では、スマホやパソコン、精密機械などの素材として工業利用されるケースも増えてきており、幅広い需要があることから資産所有に加え、さまざまな分野で金の需要が高まっています。安全資産としての需要の他、工業用としての需要の他、工業用としての需要も相まって、近年の金価格上昇につながっています。

 

 

●金が身近な投資対象となった

為替市場や先物市場などのシステムが整備され、金価格は為替や先物取引とリンクして変動するようになり、より一層身近な投資対象となりました。まとまった資金が必要な現物保有だけではなく、積立やETFなどであれば少額からでも投資することが可能です。投資環境が整い、選択肢が増えたことも注目を浴びている一因でしょう。

 



 

2. 「金」ってそもそも、何?

「金」は貴金属の一種です。通貨とは違い発行体の信用とは無縁な実物資産であるため、無価値になる心配はほとんどありません。金は民族も宗教も超えて価値が認められており、各国中央銀行も外貨準備として保有しています。こうした実物資産としての背景もあり、金融や経済リスクに強いという面があります。一方で、預貯金や有価証券とは異なり、利息や配当はつかないという特徴もあります。

 

3. どんな人が金投資に向いているの?

金投資は、「安定資産」を求めている人に向いています。

 

戦争やテロなどの有事(地政学リスク)が起きたり、経済的影響力のある会社が倒産したりすると、政治や経済が混乱し金融市場の動きはとても不安定になります。「ロシアのウクライナ侵攻」や「リーマンショック」はまさに有事にあたります。このような時は信用リスクとは無縁の、金の価格が上昇する傾向にあります。これが「有事の金」と呼ばれる所以です。

 

また金は「無国籍通貨」とも呼ばれています。発行体がないので、株や通貨のように倒産やデフォルト(債務不履行)のリスクがありません。このことから安全資産としても認識されています。

 

株式などの金融資産と値動きが異なり信用リスクもない、さらには換金性・流動性にも優れている金を、ポートフォリオの一部として保有しておくことは「安定資産」を求めている人にとって、とても魅力的といえるでしょう。

 



 

4. 実際の金投資はこうやる

実際に、金に投資をする方法を4つご紹介します。

 

●積立

「金投資をやってみよう」と思っても、値動きが読めないとためらってしまいますよね。いくら無価値にならないとは言っても、一度に大きなお金を投資するのはとても怖いものです。

 

そんな時は、「純金積立」からはじめてみてはどうでしょうか。

 

月々3,000円以上から1,000円単位で自由に購入金額を設定することが出来ます。とても気軽に金投資を始められそうですね。ただし積立の場合は、保管手数料などの諸経費が発生することもあるので、よく確認するようにしましょう。

 

 

●貴金属ETF

NISA口座を開設したけれど、まだ枠を使い切っていない、という人はいませんか?

 

ETFであればNISA口座で金に投資することが出来ます。金ETFでは、現物の裏付けが“ある”タイプと裏付けの“ない”タイプ、現物の保管先が“国内”のものと“海外”のもの、銘柄によっては流動性の“高い”ものと“低い”もの、など商品によってさまざまなバリエーションがあります。

 

銘柄選定では、自分がどんなポイントを重視するのか、しっかりと確認して下さいね。

 

 

●地金(ゴールドバー)

貴金属投資の王道といえばこの「地金(じがね)」投資でしょう。国内店頭で売買されている金地金は純度99.99%です。重量やサイズについては取扱い会社によって違いがありますが、大体5グラム~1キロの範囲で品揃えされているようです。

 

ただし、売却することを見越しているのであれば、少しずつ分散して現金化がしやすい、50グラム、100グラム程度の重量サイズの地金を購入していく方が良さそうです。

 

●コイン

地金と同じく、コインも純度99.99%です。コインには発行国の国柄を表すモチーフが使われていて、見た目もとてもきれいです。1枚ずつ購入できるところも気軽に投資できる人気の秘訣です。

 

日本国内で流通する地金型金貨は、オーストリア造幣局発行のウィーン金貨など、3種類。重量表示は「トロイオンス(※)」で、1/10オンスから1オンスまで、大体4種類あります。コインは金の価値だけではなく、コイン自体の希少価値も価格に影響することがあります。希少価値の高いものであれば、将来売却の際に、金の価値以上に値上がりしているかもしれませんよ。(※トロイオンス=約31.1グラム)

 

5. まとめ

金投資の4つの方法は理解できましたか?金は少額から誰でも購入することが可能です。

 

積立や貴金属ETFに関しては現物保有ではないため、保管の安全性という面で優れています。盗難リスクを心配される場合は、積立やETFでの投資を検討してみると良いでしょう。

 

金の購入や売却の際には手数料や税金が発生します。どの金融商品でも言えることですが、手数料率は取扱い会社によって異なるので比較検討の上、購入することをお薦めします。資産運用の一つとして「金投資」を始めてみてはいかがでしょうか。

 



 

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